看護師になるための看護師国家試験を受験する上で忘れてはいけない重要なポイントの一つに時間配分があります。ここで挙げるスケジュールとは受験までの予定ではなく試験当日の流れです。看護師国家試験は必修問題、一般問題、状況設定問題の3つすべてを1日で行われます。出題される問題数は必修問題は50問、一般問題は130問、状況設定問題は60問です。午前と午後でそれぞれ160分となるため、一つひとつの問題に掛けられる時間は数分程度しかありません。そのため、全ての解答を終えた後に見直しをする時間を取るには1問辺り1分弱のペースで解くことになります。試験当日に慌てることのないように、模擬試験を行って時間配分を知っておくことが大切です。開始時間は試験会場によって細かく異なりますが、大半の所が10時前後に試験がスタートされます。看護師国家試験ではどういった理由があっても途中入場が認められていません。開始と同時に会場の入り口は閉められてしまうため、電車やバスを使って訪れる人は1時間前に到着できるように早めに家を出ることが大切です。前述したように看護師国家試験は約5時間に渡って行われます。食事休憩を挟むとはいえ、1日を通して集中力を維持するのは簡単なことではありません。実際に試験中に体調を崩して受けられなくなる例もあります。前日は十分な睡眠を取る、朝食はしっかりと食べるといった基本的なことを守って万全の体調で臨めるようにしなくてはいけません。